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脳を活性化すれば、認知症は予防できます。

NPO法人
健康な脳づくり 創立者

 にしの   ひとお
西野 仁雄

名古屋市立大学名誉教授
名古屋市立大学元学長・理事長
脳生理学・医学博士

認知症は一度発症してしまうと現在の医療では完治させることが出来ない『不治』の病です。
医療現場等で使用されている薬はあくまでも進行遅らせる対処療法に過ぎません。
認知症になる人は2025年には約5人に1人との推計もあります。
認知症は、加齢によって脳細胞が死滅し脳の働きが通常以上に障害されるために起こるものです。
認知症を予防するには、脳を活性化させることです。
日々の暮らしの中で質の良い生活を送り習慣化させることで認知症の発症を予防、延伸できます。

認知症を予防するには、
質の良い6つの生活習慣を送ることです。
脳が活性化し予防できます。

バランスのとれた食品を、腹8分目に、良く噛んでいただくことが大事です。下の図は、1日に何をどれだけどれだけ食べれるとよいかをしめしています。食材は、「まごわやさしい」をまんべんなく摂ることにより認知症を予防します。

上にある料理ほどしっかり食べ、軸となる水をよく飲んで運動するとコマは回り続ける(健康になる)と考えられます。

認知症に良い食事

楽しく交流すると脳の前頭葉が活性化します。
誰とも交流せず一人で過ごしていると脳に刺激がなく、認知症になりやすくなります。

おしゃべり、歌、笑いは、
唇、舌、咽頭、喉頭、声帯など多くの口腔の筋肉を微妙に働かし呼吸も調整しています。
高齢になると、口腔の筋肉が衰えて誤嚥や肺炎を起こしやすくなります。

運動すると心臓の働きが強くなり呼吸がはやくなり、筋肉が強く働き汗をかきます。
脳へ送られる血液や酸素の量も増え、脳細胞が活性化され気分が爽快になります。
手足口をよく使うと運動野や前頭葉が活性化し認知症を予防します。

高齢になるほど趣味や娯楽への興味が薄れていくという話もあります。
何か用事や、やるべきこと、興味、関心、目的があれば心が前向きになり行動に移しやすくなります。
目的に向かって努力することによって脳が活発に働きます。そうすると神経細胞が活性化され、神経幹細胞がより活発になり、新しいシナプスもつくられ脳の構造が変わってきます。

私たちは、素晴らしい出来事に出会ったときや自然の偉大さや生命の神秘にふれたとき、また目的を達成したときや物事が完成したとき、ほめられたときなどに感動します。このときドーパミンが放出されています。
「ありがとう」と言葉で感謝の気持ちを伝えることのよって相手はもちろん嬉しくなりますが、同時に言葉を発した本人の気持ちが晴れ、脳をリラックスさせ安らぎをもたらし脳を活性化させます。

睡眠中は、交感神経が静まり副交感神経が優位になります。呼吸も穏やかになり昼間の体の疲れを癒してくれます。睡眠はその日の出来事を脳の中で再構築するためにも必要です。記憶を再構築しています。

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